今回は、Cinema 4Dのレンダラー「Octane Render(オクターンレンダラー)」についてのお話です。
Octane Renderとは?
Octane Renderは、OTOYが販売しているGPUベースのサードパーティーレンダラーです。
Mayaや3ds Max、Cinema 4Dなどにインストールして、グラフィックボードの性能に応じたGPUベースの高速なレンダリングを行うことができます。
Cinema 4Dのチュートリアルを探していると、結構Octane Renerで解説してあることが多いんですよね。。
Octane Renderには、大きく分けて$700ほど通常購入と月額$20のサブスクリプション版があります。
サブスクリプション版はGPUの使用が2つまでという制限がありますが、個人のPCでOctaneを使う場合やネットワークレンダリングをしない限りサブスクリプション版で十分のようです。
そこで、今回はOctaneを使ってみたい人向けにサブスクリプション版のインストールの手順をご紹介します。
[aside type=”normal”] Octane Renderが初めての人は、Demo版をインストールしてお持ちのグラフィックボードで動作するか確認して見ることをおすすめします。 [/aside]
[aside type=”warning”] また、サブスクリプション版をインストールする際は、Demo版をアンインストールしてから行ってください。 [/aside]
インストールの手順
・OTOYのOctane Renderのページ左のRentのページに行きます。
https://home.otoy.com/render/octane-render/subscriptions/
・「プラグインを選択」→「Cinema 4D」を選択し、ラジオボタンにチェックを入れ、購入をクリック。(Google翻訳済み)
・OTOYのアカウントを作成。持っている人はログイン。
・ログイン後、必要情報を入力し、Paypalで決済します。
・購入後、My Accountページ内のSubscriptionをクリックし、Stand Alone版とCinema 4Dプラグイン版をダウンロードします。
・それぞれ最新のStable(安定版)をダウンロード。(その時点の最新のバージョンをダウンロードしてください)
・ダウンロード後、Stand Alone版はそのままexeファイルを実行。
・Cinema 4Dプラグイン版は、解凍後にできるc4doctaneというフォルダをCinema 4Dのpluginフォルダに入れます。
[aside type=”warning”] この時、AppDataの方のCinema 4Dのディレクトリではないことに注意してください。 [/aside]
・c4doctaneのフォルダに入り、cld64というファイルが複数バージョン分あるので、削除して自分のバージョンのファイルのみにしてください。
以上でCinema 4Dを起動するとOctane Renderが使えるはずです。
もし、Octaneが起動できない人は、Stand Alone版を一度起動し、ログインしてみてください。
スタンドアローン版でログイン後、WebページでOTOYのアカウントをアップデートする画面に飛ぶので、パスワードを変更してアカウントをアップデートしてみてください。
おそらく以下の部分がActivateになっていたらうまくいくはずです!
詳しくは以下のURLに載っているので、詰まった方はこちらも参考にしてください。
https://help.otoy.com/hc/en-us/articles/214137323-OctaneRender-for-CINEMA-4D-Installation-Guide
まとめ
Octaneは、CUDAコア数が多いほど速くレンダリングできるので、安くてCUDA数が多いGeforceのグラボの方がおすすめかと思います。来月からサブスクリプションが始まるので、Cinema 4Dのユーザーが増えるのは間違い無いと思います。
現状のOctaneだと、R20までしか対応していないのでR21が出ても正式対応するまで待ちかなと思いますが、ぜひOctane試してみてください^^
Octane Render for Unity
Octane Render for Unityがリリースされました!
リアルタイムでの再生とは行かないようですが、Unity内でOctaneを使ってのレンダリングが可能なようです。
気になる方はぜひ!
https://unity3d.com/jp/partners/otoy/octanerender
https://unity.otoy.com/guides/overview/
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