今回は、高機能な無料の3DCGソフト「Blender」で、無料で使える便利なアドオンをまとめました!(随時追加)
無料とは思えないほど高機能なものも多いので、作業の効率化アップにぜひ取り入れてみてください🙂
▼アドオン・アセットをカテゴリ別にまとめたページを作成中なので、よければこちらもご覧ください。
➡︎【Blender】アドオン・アセットをカテゴリ別にまとめたページを作ってみました
Contents
- 入れておきたい無料アドオン
- バージョン選んで起動できる / Blender Launcher
- 重力を使ってリアルに配置できる / Physics Dropper
- 日本語⇄英語を簡単に切り替え / Toggle Translated UI
- 便利機能たくさん&草生やせる / BagaPie Modifier
- 簡単に地面に設置 / Drop It
- 追加できるオブジェクトが増える / Extra Objects
- 後からでも調整可能なオブジェクトを作成 / wMesh
- モデリング系便利ツール / Loop Tools
- 簡単にブーリアンができる / Bool Tool
- パイメニュー拡張・便利機能がたくさん / Machine3Tool
- 簡単に地形を作成 / A.N.T Landscape
- ビューの視点を保存・切り替え / Stored View
- 簡単に破片に分割できる / Cell Fracture
- ノード系ショートカットが増える / Node Wrangler
- HDRIを簡単に追加 / Gaffer
- HDRIを簡単に追加 / Easy HDRI
- 画像を平面に貼り付けた状態で読み込める / Import Image as Plane
- 有機的な形状作成&プリセット / BY-GEN
- デカールでディティールを簡単に追加 / KIT OPS Free
- サイドバーのアドオンを整理 / Simple Tab
- カメラに手ブレを簡単に追加 / Camera Shakify
- UV展開に便利 / TexTools
- 壁や床、ドアを簡単に作成 / Archimesh
- 地図を利用して立体的な街を簡単に作る / Blender GIS ※Winのみ
- 最後に
- その他のBlender関連
入れておきたい無料アドオン
バージョン選んで起動できる / Blender Launcher
「Blender Launcher」は、どのバージョンのBlenderを立ち上げるか起動時に選択できるアプリです。
アドオンを使っていると、古いバージョンでしか動かないものも多いので、バージョンを選んで起動できるアプリは重宝します。
また、アプリ内で最新版のBlenderをネットから直接インストールできるので、バージョン管理が楽になります。
Mac未対応なのが少し残念ですが、アドオンをバリバリ使いたい人はぜひ使ってみてください!
\ バージョン管理が簡単に /
重力を使ってリアルに配置できる / Physics Dropper
「Physics Dropper」は、シミュレーションを使って実際にオブジェクトを落としてリアルに配置できるアドオンです。
オブジェクトを選んで、サイドパネルからボタンを押すだけで簡単にシミュレーションを使って配置できます。
本や果物、コインなど、たくさんのオブジェクトもシミュレーションを使って一気に配置できるので、とても便利です。
有料で販売されていますが、概要欄の「HERE」部分から無料でもダウンロードできます。
\ シミュレーションで簡単に配置 /
日本語⇄英語を簡単に切り替え / Toggle Translated UI
「Toggle Translated UI」は、簡単に日本語 ⇄英語の切り替えができるアドオンです。
Endキーを押すことで、すぐにUIを切り替えられるので、海外のチュートリアルをやる時などに使ってみてください。
\ UIを簡単切り替え /
便利機能たくさん&草生やせる / BagaPie Modifier
「BagaPie Modifier」は、Scatterや円形配置、ブーリアンなど、たくさんの便利機能が入ったアドオンです。
特に、ツタを簡単に生やせる「Ivy Generator」は、シーンの物量を簡単に増やせるので重宝します。(※重くなるので注意)
少し慣れが必要ですが、持っていて損はないのでぜひ使ってみてください!
\ 便利な多機能アドオン /
簡単に地面に設置 / Drop It
「Drop It」は簡単にオブジェクトを地面に設置させてくれるアドオンです。
ショートカットに登録しておくと、1アクションでオブジェクトを地面に接地させることができて、地味に便利です!
\ 地面に簡単に接地できる /
追加できるオブジェクトが増える / Extra Objects
「Extra Objects」は、Blenderで使えるデフォルトのオブジェクトを増やすアドオンです。
Blenderアドオンとして内蔵されているので、検索から有効化するだけで使用できるようになります。
後からでも調整可能なオブジェクトを作成 / wMesh
「wMesh」は、立方体や球など、大きさや頂点数などのパラメータを後からでも調整可能なプリミティブを追加できるアドオンです。
Blenderは、円柱などを追加すると、作成した後は長点数などを調整できませんが、wMeshの場合は後からも変更することができます。
Cinema4Dなど他のソフトを使っている人は、こちらの方が慣れていると思うので、入れておいて損はないアドオンです。
\ 後で変更可能なプリミティブ /
モデリング系便利ツール / Loop Tools
「Loop Tools」はモデリング系の様々な便利機能が入ったアドオンです。
選択したポリゴンを円形状にできたり、頂点の位置を均一にするなど、様々な機能が入っています。
こちらもプリインストールされているので、プリファレンス → アドオンからすぐに有効化することができます。
簡単にブーリアンができる / Bool Tool
「Bool Tool」は、デフォルトで入っているブーリアンを直感的に使用できるツールです。モデリングの際に便利で、こちらもプリファレンスのアドオンからすぐに有効化することができます。
パイメニュー拡張・便利機能がたくさん / Machine3Tool
「Machine3Tool」はDecal Machineを制作しているMachine3氏が公開しているモデリングや整列などの様々な便利機能が入った無料のアドオンです。
特にモデリングの際に、Shift + Sで面や頂点などにオリジン(アンカーポイント)を簡単に移動できたり、Align Pieの機能を使うことで、ポリゴンやエッジの位置を揃えることができたり、無料なのが不思議なくらいのアドオンです。
ショートカットが既存のものと競合することもあるので、その場合は、被ったショートカットを変えるか、使いそうなものだけオンにするのがおすすめです。
(ex.Collection Pieとカーソルを中心に持ってくるShift + Cなど)
\ パイメニュー拡張アドオン /
簡単に地形を作成 / A.N.T Landscape
「A.N.T Landscape」は、地形のプリセットを簡単に追加できるアドオンです。
ゴツゴツした地面や山・渓谷を簡単に作ることができます。
こちらもプリインストールされているため、プリファレンス→アドオンから検索して有効化できます。
ビューの視点を保存・切り替え / Stored View
「Stored View」は、ビューの位置を保存しておけるアドオンです。
シーン内でお気に入りの位置を保存しておくことで、様々なアングルを簡単に行き来することができます。
ビューの位置からカメラも作成することができ、痛いところに手が届くアドオンです。
こちらもデフォルトで内蔵されているので、プリファレンス→アドオンから有効化すると、Nパネルの「Viewタブ」の中から使えるようになります。
簡単に破片に分割できる / Cell Fracture
「Cell Gracture」は、Blenderにデフォルトで入っているオブジェクトを破片に分割してくれるアドオンです。
Rigid Bodyを使って破壊のシミュレーションをしたり、亀裂の入ったような形状を作る時に役立ちます。
ノード系ショートカットが増える / Node Wrangler
「Node Wrangler」は、たくさんのノード系のショートカットが使えるようになるアドオンです。
複数のテクスチャを一括でマテリアルにセットしたり、たくさんのチュートリアルにも登場するので必須のアドオンです。
こちらもプリインストールされているため、アドオンを検索してすぐに有効化できます。
HDRIを簡単に追加 / Gaffer
「Gaffer」は、リアルなライティングに必須のHDRI画像を簡単にシーンに追加できるアドオンです。
HDRI Haven(現Poly Haven)などでダウンロードしたHDRI画像をすぐにシーンに追加できるようになります。
ページの中段あたりにある試用版の部分からダウンロードできます。
\ HDRIを簡単に追加 /
HDRIを簡単に追加 / Easy HDRI
こちらもHDRIを簡単に追加できるアドオンです。
HDRIを入れたフォルダを指定するだけで、簡単にHDRIを追加することができ、太陽や空の明るさも調整することができます。
シーンを開いた際にHDRIフォルダのリンクが切れるバグがあるようで、お気に入りのアイコンをクリックする一手間があるのが少し惜しいところ。。
\ HDRIを簡単に追加 /
画像を平面に貼り付けた状態で読み込める / Import Image as Plane
「Import Image As Plane」は、平面に貼り付けた状態で画像をシーンに追加することができます。
キャラクターのイラストを読み込んで配置したり、シンプルですが使い所が多いアドオンです。
こちらもプリインストールされているので、プリファレンスからぜひ有効化してみてください。
有機的な形状作成&プリセット / BY-GEN
「BY-GEN」は、Curtis Holtさんが公開している有機的な形状や幾何学的なメッシュを簡単に作れるアドオンです。
穴の開いた抽象的な表現や、特徴的なポリゴンの形状の表現を簡単に作ることができます。
ジオメトリーノードで作られたワイヤーや、メッシュエフェクト等の機能も使えるようになっていて、こちらも多機能型のアドオンになっています。
\ 色々入った多機能アドオン /
デカールでディティールを簡単に追加 / KIT OPS Free
「KIT OPS」は、Boolean Modelingでのキットバッシングを可能にするアドオンです。
無料版では使用できるパーツは少ないですが、簡単にメッシュにパーツを組み込めるため効率的にディティールを足すことができます。
\ デカールを簡単に追加 /
サイドバーのアドオンを整理 / Simple Tab
KIT OPSのchippwalters氏が公開している無料のアドオン整理ツール。
Nキーを押して出てくるサイドバーのアドオンの順番や名前を任意のものに変えることができます。
アドオンは、たくさん入れていくとサイドバーがごちゃごちゃしがちなので、必要なものはこれを使って、名前を短くしたりすると少し快適に使えます!
\ アドオン名を短縮・並びを変更 /
カメラに手ブレを簡単に追加 / Camera Shakify
Ian Hubertさんが配布している、カメラを簡単に揺らせるアドオンです。
数クリックで簡単にカメラに手ブレを追加することができます。
シンプルで、アニメーションには効果絶大の時短系アドオンです。
\ カメラに揺れを簡単に追加 /
UV展開に便利 / TexTools
「TexTools」は、UV展開に役立つ機能がたくさん入ったアドオンです。
UVの90度回転やAlign Edgeなど、痒いところに手が届く機能が複数入っています。
\ UV展開に便利 /
壁や床、ドアを簡単に作成 / Archimesh
「Archimesh」は、家を作る際に便利なアドオンです。
壁・ドア・床・天井など、大きさを数値で入力しながら簡単に作成することができます。
こちらもプリインストールされているので、アドオンの検索から有効化することができます。
地図を利用して立体的な街を簡単に作る / Blender GIS ※Winのみ
「Blender GIS」は、Google Mapの情報を取得して、数クリックで立体的な街並みを作るアドオンです。
実際の街の構造を再現できるため、空撮風のアニメーションや背景としてなど、色々な使い方ができます。
\ 地図データから建物を作成 /
最後に
今回は、無料で使える便利なBlenderアドオンを紹介しました。
Blenderは有料と思えるほどクオリティの高いアドオンも、フリーで使えるものも多いので、アドオンの情報はできるだけ共有していければと思います。
少しでもお役に立てば幸いです🙂
その他のBlender関連
5月21日〜26日までの5日間、
Blender Marketにて有名なアドオンやアセットが25%OFFになる
「Spring Sale」が開催されています!
コスパが高いものが多く、効率化に欠かせないものも多いので
気になる製品がある方はぜひこの機会に利用してみてください!