こんにちは。まるもり(@maru__mori__）です。
今回は、モーショングラフィックスでよく見る「リキッドアニメーション」について紹介します。
Contents
リキッドアニメーションとは
「リキッドアニメーション」とは、モーショングラフィックスの中で使われる「液体」のような表現です。
強調したい部分への「アクセント」や「画面遷移（トランジション）」として使うことで、ポップでコミカルな印象を与え、シチュエーション問わず幅広い映像の中で見ることができます。
2D調の「煙（スモーク）」や「炎」もリキッドアニメーションに含まれることが多く、プリセットとして一緒に含まれていたり、手描きアニメーションとも相性がいいので併用されることも多いです。
リキッドアニメーションの参考例
アスノヨゾラ哨戒班 歌ってみた【あらき×nqrse×めいちゃん】
画面を飛び回る白いシェイプの例です。
こちらは「風」を模した「スウィッシュ（Swish）」と呼ばれるものになります。
背景で動いている液体の表現もリキッドアニメーションのひとつです。
こちらは液体で画面全体を覆い隠すように使われる「リキッドトランジション（Liquid Transition）」とも呼ばれます。
使われているのは、おそらくプリセット集「AE Juice」の中の「Liquid Elements」の素材だと思われます。
「Super Summer」 Image Movie
テキストが出現する際の「アクセント」や、画面を覆い「トランジション」として使用することで、ポップで元気な印象を与えることができます。
こちらはおそらく「手描き」で描かれたリキッドアニメーションで、デザインも一般的なリキッドアニメーションより色数が多いものとなっています。
インタビューでの使用例
TOYOTA × 平成振り返り #3 kemio
スモークエフェクトと一緒にアクセントとして取り入れられています。コミカルで楽しい印象を与え、見る側を飽きさせないテクニックとして使用されています。
リキッドアニメーションのチュートリアル
リキッドアニメーションは、主に「手描きで実際に描く方法」と「シェイプレイヤーをエフェクトなどを使って液体のように見せる方法」の2つの作り方があります。
手描きで描いた場合の方がよりペイントっぽく自然になるのでおすすめですが、時間がかかるため記事下部のような販売されているパック素材を使うことが多いです。
シェイプレイヤーをリキッドのように加工する例
リキッドトランジションのチュートリアル
手で描いているパターン
かなり時間がかかるので私はあまりやらないですが、リキッドの形を自由に調整できるので形にこだわりたい方はぜひ。
リキッド同士をくっつけるチュートリアル
＜類似チュートリアル（色付き）：Liquid Animation | After Effects Tutorial＞
ブラーやマットチョークのエフェクトなどを使って、液体がくっついたような表現もできます。
リキッド関係のチュートリアルはかなり多いでの、またおすすめの表現などを別記事で紹介できればと思います。
関連プリセット・テンプレート
Liquid Element（Envato Elements）
https://elements.envato.com/video-templates/liquid+element/compatible-with-after-effects
リキッドアニメーションは、プリセットのアニメーション素材を購入して使用するケースが多いです。
また、Envato Elementsのサブスクでは、バリエーション豊かな大量のリキッド素材が使えるので重宝します。
▼Envato Elementsについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
➡︎【5,800万の素材が使い放題】表現の幅が広がるサブスク「Envato Elements」
現在、7日間フリートライアルを実施中なので、よければ試してみてください🙂
Liquid Elements（AE Juice）
https://aejuice.com/product/liquid-elements
（※こちらはAll Bundleにも含まれます）
AE Juiceは、リキッド素材を含む大量のモーション素材が入ったプリセット集になります。Ae内で素材をプレビューしながら、ダブルクリックですぐに使えるようになります。
▼AE Juiceについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。
➡︎【クーポンあり】20,000個以上のプリセットが入ったアニメーションパック「AE Juice」
関連プラグイン
プリセットを利用することが多いリキッドアニメーションですが、プラグインを使うと「形」や「軌跡」をより自由にコントロールできます。
- Super Liquid
→ボタンを押すだけでリキッドのトレイルが出る。 - Super Lines
→複数の線がリキッドのように見える。 - Paint & Stick
→ペイント機能を使いやすくする。手書きのリキッドを描く際に便利。
最後に
今回は、モーショングラフィックスでよく見る「リキッドアニメーション」について紹介しました。
私はほぼプリセットで済ませるタイプですが、ジャンル問わずモーショングラフィックスでの必須級の表現になるので、ぜひ製作に取り入れてみてください🙂
【After Effects】おすすめプラグイン/プリセット
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